「判断ミスを減らすには?」コロンビア大学が証明した【リスク回避の法則】
人生、誰しもが失敗体験を持つ。
――「あの時、いつものお惣菜を買っていれば…」
なんていう日常的な失敗体験から、
――「あの時、憧れの先輩に告白していれば…」
という重大な決断での失敗など、千差万別だろう。
解決策として、判断対象がハイリスクなのかローリスクなのかを考えて行動してあげることが鍵だ。
◉コロンビア大学が2018年に行った研究で
「友人へのプレゼント」や「結婚」に関する決断や、日常的な「決断」への優先順位などを調べ、被験者の意思決定の方法を導き出す調査がされた。
その結果、二つの決断パターンが導き出された。
①アクション型…即断即決、環境の変化に応じてスピーディーに決断できるタイプ。
②アセスメント型…決断における完璧主義。よく分析してから決断するタイプで、優柔不断な人がやりがち。
この二つのタイプは一長一短であり、どちらのほうが良い、悪いということはない。
重要なのは、冒頭で述べた通り、「判断対象がローリスクなのかハイリスクなのか」を考え、二つのタイプを使い分けることにある。
①のアクション型であれば、環境に応じて即断即決が得意だ。そういうタイプは日常的なリスクの少ない決断が得意だ。
冒頭の例に挙げた「お惣菜を買っておけば…」なんて後悔を産まないようにするには、アクション型の決断をすべきだろう。
一方で②のアセスメント型は「分析して決断する」という特性上、ハイリスクな決断が得意だ。
冒頭の「憧れの先輩に告白していれば…」なんて後悔をしないためにはアセスメント型だろう。(分析して決断したから告白しなかったのかも…?)
恋愛への決断然り、仕事や宿題への決断然り、人は誰しも「引きずってしまう後悔」を持っているものだ。
次回は、「引きずってしまう後悔をなくす方法」について触れていきたいと思う。