【後悔を引きずりたくない人必見】人が引きずりやすい後悔とその対処法
後悔を「未練」として引きずってしまっている人は少なくないだろう。
――「あの書類、先にチェックしておけばよかった…」
などの日常的な後悔から、
――「若い頃にやりたいことに挑戦しておくんだった…」
なんて、悲壮感に満ちた後悔も。
結論から言うと、後者のような「やりたいことをやっておくべきだった」というような「理想への後悔」ほど、引きずりやすいことが分かっている。
◉コーネル大学のトーマス=ギロビッチ氏が行った研究では、後悔のパターンを二つに分類し、それぞれの分析が行われている。
①理想への後悔…冒頭で挙げた「やりたいことをやっておけば…」のような「夢」の実現などが出来なかったことへの後悔
②義務への後悔…宿題や仕事など、誰かから課された義務への後悔。外発的動機への後悔
研究結果で分かったことは、以下の通りだ。
・実験参加者がリストアップした「後悔」のうち、半分以上が①理想への後悔で埋め尽くされていた
・実験参加者に人生で最も後悔したことを聞くと、実に76%もの人の後悔が①理想への後悔だった
もうお分かりだろう。
これを読んでいるあなたも、「義務」に対する後悔(宿題を忘れた…など)は日を追うごとに薄れて行った…なんていう経験はあるだろう。
しかしながら、「理想」への後悔は取り戻せない上に、薄れることはない。結果として晩年に後悔することとなる。
すでに手垢のついた言葉かも知れないが、後悔を引きずりたくないのならやりたいことをやるべきだろう。