【40%の生産性を下げている】誰もがやっている朝の意外な習慣
「一日の生産性を上げたい」というのは、老若男女問わず抱える課題だろう。
ところが、「上げたい」と願っているはずの生産性を下げるような行為を、我々は無意識のうちにしてしまっている。
結論から言うと、無意識のうちに生産性を下げてしまっている行為とは【メールチェック】である。
◉ブリティッシュコロンビア大学の研究によると、メールチェックの作業が多ければ多いほど【ストレスを増加させる】というのだ。
この研究では、被験者を
①いつもどおりメールチェックをさせたグループ
②メールチェックを一日3回までに制限したグループ
の二つのグループに分けたのだが、②メールチェックを一日3回までに制限したグループは生産性が上がり、仕事に対する緊張感が減ったそうだ。
メールチェックが生産性を下げることには根本的な原因がある。それは、【メールチェック=マルチタスク】だということ。
マルチタスクとは、同時にいろいろな作業をこなしている状態の事を言う。耳障りだけは良いこのマルチタスクだが、脳への負荷が最終的に生産性を下げている。
〈マルチタスクが引き起こす悲劇〉
・生産性が40%落ちる
・作業ミスの割合が50%増える
⇒無駄な仕事が1.5倍増える→残業時間が増える
・IQが15ポイント低下する=タバコや大麻摂取時の3倍IQが落ちる
・幸福度が低迷する
以上のことからも、メールチェックのみならず、同時並行の作業はやめておくに越したことはないだろう。
特に朝のマルチタスクは禁物だ。なぜなら、起床後の4時間は昼や夜と比べ、3~4倍も生産性が高まる時間であるということが研究で分かっている為だ。
生産性が高まっている時間を無駄にしてしまうのか、マルチタスクを極限まで減らして有効活用するのか…。
残業云々の話題がここ最近飛び交うが、残業時間を極力減らしたいのであれば、起床後の4時間をいかに有効に使うかにかかっているのではないだろうか。